ブログ初心者必見!『読みやすく分かりやすい文章』を書くために俺が心がけている8個のポイント

かたぴ

みなさんこんにちは。かたぴ(@katapi1103)です。

「このブログ読みづらい・・・」
「なんでこんなに分かりづらいんだろ・・・」

読みづらく分かりづらいブログというのは読者にストレスを与えてしまいます。
「このブログ、読んでてなんかうぜぇ!」と思われてしまったら残念ながらその読者はもう戻って来ないでしょう。

その一方で読みやすく分かりやすいブログというのは確かに存在します。
では両者の違いはなんでしょうか?

俺が思う読みやすく分かりやすいブログというのは、文章の見た目に変化があって、かつスムーズに読めるブログだと考えます。

じゃあ、文章の見た目に変化があってスムーズに読めるブログって具体的にどんなブログ?
そう思われる方のために、以下では、読みやすく分かりやすい文章にするための8個のポイントをお伝えしたいと思います。

当然ながらここで紹介しているポイントは俺自身が今もなおブログを書く上で実践していることばかりです。
ぜひ参考にしていただければと!

文章の見た目に変化をもたせる

読みづらい文章の1つの特徴として、ひたすら同じ調子の文章が続くことが挙げられます。

例えば、下のような文章があったとしましょう。

良くない例
今日は埼玉県戸田市のある温泉に行きました。春休みシーズンだからか平日なのにかなり混んでいます。温泉に着いた途端お腹が空いたので、お店の中にある飲食店で夜メシを食べようとしました。しかし、40分経っても注文した料理が出てきません。「繁忙期でもそんなに時間かかるだろうか」と思いながらも待っていると、とうとう隣のテーブルの客が怒り出してしまいました。どうやら1人だけ料理が全然来ないようです。ホールのスタッフがあわてて確認しに行ったところ、なんとオーダーは入っていたのに料理が作られていなかったようです。ホールのスタッフがとても申し訳なさそうにしていますが、客の怒りは収まりません。「その料理だけキャンセルにして!」と言い、客はテーブルを後にしました。一人だけ料理が出てこなくて食べられなかった彼、かわいそうだ…。

どうでしたか?読むの嫌になりませんでしたか?
スマホで読むと更にキツいかもしれません。
(ちなみにこれ、昨日実際にあった出来事ですw)

このような文章は、25mプールを息継ぎなしでひたすら泳ぎ続けるようなもの。
長い距離を泳ぐときに息継ぎが必要なように、長い文章を読むときにも息継ぎ(文章の見た目の変化)が必要です。

では、どうしたら良いでしょうか?

ポイント1:文章に余白をつくる

ずっと文章が続くと圧迫感が出てきます。
特に先ほどの『良くない例』のように見た目の変化が乏しい文章だとなおさら。

何より意識して文章を目で追わないといけないので集中力がもちません。

もし途中で自分が今どこを読んでいるのか見失ってしまったとしたら?
文章のどこまで読んで、どこから読んでないのかを探すのも大変です。

文章をギュウギュウに敷き詰めるのではなく、改行して文章に余白をつけましょう。
改行することで文章に物理的にスペースを設けることができます。

MEMO

紙の本はページ数も限られているのでたくさん余白を設けるのは難しいでしょうが、ブログであれば問題ありません。
物理的な制約がないので、その気になればいくらでも改行できますよ。

ポイント2:視覚的に強調する

あなたがブログを書くのはなぜでしょうか。

自分用のメモだったら、見せ方伝え方にこだわる必要はありません。
ひたすら文章だらけだろうが、記号の羅列だろうが、あなた自身が分かれば良いからです。

でも、もしあなたがブログを通じて何かを発信したいのだとしたら。
不特定多数を相手に何かを伝えたいのだとしたら。

相手に伝わるような表現や見せ方をしなければなりません。
どんなに良いことを言っていても、相手に伝わらなければ意味がないからです。

ブログにおいては特に伝えたいところ(文章)を装飾すると良いです。
次の4つのやり方をよく使っています。

  • 太字にしたり、イタリック書体に変更する
  • 色をつける
  • カギ括弧で囲む
  • アンダーラインを引く

これは皆さんも経験あると思うんですが、学校の授業で取ったノートにも大事なところには色つけたり線引いたりしますよね。
色つけたり線引いたりするから、後で見返したときにも目立って分かりやすい。

ブログもそれと同じなんです。
要するに、大事なところは視覚的に強調することが大事です。

ポイント3:見出しを使って文章に階層構造を持たせる

文章を読みやすくするために見出しは欠かせません。

論文の文章構造で第◯章第□節第△項とあるように、この文章構造はもちろんブログでも活用できます。

見出しを使うことで
「ここからここまではこの話をしますよ」
ということが示せます。

すなわち文章の呼吸ポイントにもなります。
この見出しからまた後で読もう、という使い方もできますね。

MEMO

WordPressでは『Table of Contents Plus』というプラグインを入れておくと、h2〜h6タグに応じて自動的に目次を生成してくれるので便利です。

ポイント4:列挙する場合は箇条書きで並べる

文章を書いているときに、複数のことを並べて書きたい場合(列挙したい場合)があります。
そんなときには箇条書きで並べるのがオススメ。

次のような例で比較してみましょう。

読みにくい例
読みやすい文章のために大事なのは文章の見た目に変化を持たせること。そのためにも文章に余白を作ること、視覚的に強調すること、見出しを使って文章に階層構造をもたせること、列挙する場合は箇条書きで並べるのを意識して書いてみてください。

そこまで長い文章ではないので、この程度ならさほど困らないかもしれません。
ただ、同じレベルのことを並べて一文で書いてしまっているので改善の余地があります。

俺だったら以下のように書きます。

読みやすい例
読みやすい文章のために大事なのは文章の見た目に変化を持たせること
以下の4つに意識して文章を書いてみてください。

  • 文章に余白を作ること
  • 視覚的に強調すること
  • 見出しを使って文章に階層構造をもたせること
  • 列挙する場合は箇条書きで並べること

どうでしょうか。
情報がまとまってスッキリ読みやすくなりませんか?

MEMO

箇条書きの前に『4つ』と書いているのも意識していることです。

まずは結論から書くと、読み手にとって
「お、これから◯◯について4個話があるんだな」
と身構えることができるからです。

これらは仕事で会話する際にも言えることですね。

読者が文章をスムーズに読めるようにする

読みやすい文章であるためにはスムーズに読めることも重要です。
スムーズに読めるというのは、文章を読んでいてつっかえることがないとも言えます。

ポイント5:文字色の意味を統一する

先ほど、文章の大事なところは視覚的に強調すると書きました。
しかし、なんでもかんでも目立たせれば良いということではありません。

よく見られる読みづらい文章に、文字色に意味が統一されていないことが挙げられます。
同じような単語や文章に違う色が付けられていると、目立つだけでなく意味の違いを考えてしまいます。

俺のブログでは文章の色について、以下のように自分でルール付けして書いています。

意味
黒の太字 強調したいところ
オレンジ 重要なところ
ネガティブな要素、マイナス要素、危険なこと、やらないほうがいいこと

「いや、俺は重要なところは赤だと思うよ!」
という方もいるでしょう。

文章につける色に必ずこれが正解、というものはありません。

ただ、文章に使う色は数種類にとどめ、その色はどういう意味で付けているのか統一するだけでもだいぶ見やすくなりますよ。

ポイント6:指示代名詞は極力減らす

読みやすい文章のために、指示代名詞は極力減らして特定の主語を用いるようにしましょう。

指示代名詞とは以下のような言葉のことをいいます。

  • 『これ』『あれ』『それ』『どれ』
  • 『ここ』『あそこ』『そこ』『どこ』
  • 『こっち』『あっち』『そっち』『どっち』

文章を書くときに指示代名詞を使うことはよくあります。
たったの数文字で特定の単語や主語を表すことができるので便利な言葉です。

しかし、指示代名詞が指す特定の単語や主語が指示代名詞から位置的に離れすぎている場合、どの単語を指しているのか分かりづらくなります。

ブログにおいては、ページ全体を流し読みをされることもしばしば。
人によっては気になったところだけ読む、すなわちページを途中から読む人もいるわけです。

途中から読むというのは、特定の見出しだけ読む場合もあれば、文字色が異なったり画像などがあって思わず目に止まったところから読む場合もあります。
そんなときに指示代名詞が何を指しているのか分からない場合、読み手は思考停止してしまうでしょう。

だからといって、まったく指示代名詞を使わないというのも考えもの。
同じ単語や主語を繰り返すことで、文章が必要以上に長くなってしまう恐れがあります。

指示代名詞を使う場合にはなるべく直前の単語や主語に限定すれば意味が捉えやすくなりますよ。

ポイント7:専門用語を使いすぎない

そのブログは誰に向けて書いているものでしょうか。

特定の専門的な人向けに書いているなら、専門用語やその業界で通じる言葉を使ってもいいでしょう。
もし、広く一般向けにブログを書いているならそうはいきません。

文章を読み進める中で、よく分からない単語が何回も出てきて都度調べなければならない文章はツラいでしょう。
読み手が途中で読むのをやめてしまう可能性が高まります。

これは文章に限らず日常会話でも言えることですよね。

例えばエンジニアと営業で会話する場合に、エンジニアにとっては身近な言葉でもエンジニア以外の人にはなじみのない言葉はあります。
そんなときにエンジニアが専門用語ばかり使って話をすると伝わりません。

相手にとって分かりやすい言葉を選んだり、一般的な単語に置き換えたりすることが必要です。

俺は文章を書くうえで、小学校高学年くらいの子どもでも読める文章を想定しています。

「もしこの文章を小学5, 6年生が読むならどういう表現がいいだろうか?」
そんな風に意識して文章を書くと、自然と読みやすい文章になるはずです。

ポイント8:難しい漢字を使いすぎない

同様に漢字を使いすぎないことも大事なポイントです。
出版業界では、特定の漢字をあえてひらがなにすることを漢字を開くというそうです。

以下のツイートが参考になります。

俺も漢字を開かずに使ってしまうことがありますが、なるべく意識はするようにしています。

読みやすく分かりやすい文章を学ぶための2冊のオススメ本

当然ながら、ブログを書き始めた頃から読みやすい文章のことを知っていたわけではありません。
冒頭でも書いた通り、俺は昔から国語の成績は悪く、文章には不慣れでした。

読みやすく分かりやすい文章にするためにで学び、ブログで実践してきたからこそ実感できたものです。

ここでは、俺が実際に購入し、読みやすく分かりやすい文章を学ぶために役立った本を2冊紹介したいと思います。

武器としての書く技術

有名プロブロガーのイケダハヤトさんの書籍。
読みやすい文章に加え、単調でつまらない文章にならないようにどう気をつければよいかが書かれています。

ブログで文章力を付けるなら、まずはブログでメシを食っている方の書き方を学ぶのが一番。
初心者向けです。

沈黙のWebライティング

栃木県のとある旅館を営む姉弟サツキとムツミ。
Webサイトからの予約が減って窮地に追い込まれた二人が、Webライティングを学びながら経営を立て直して復活していく物語です。

前作『沈黙のWebマーケティング』の続編です。
ネタ要素の強い本ではありますが、読みやすい文章や分かりやすい文章のために何をどうしたら良いのか、結構細かなことまで書かれています。

楽しく学べる一冊ですよ。

まとめ

読みやすく分かりやすい文章のための8個のポイント

  • 文章に余白をつくる
  • 文章を視覚的に強調する
  • 見出しを使って文章に階層構造を持たせる
  • 列挙する場合は箇条書きで並べる
  • 文字色の意味を統一する
  • 指示代名詞は極力減らす
  • 専門用語を使いすぎない
  • 難しい漢字を使いすぎない

他にも読みやすい文章にするための方法はたくさんあると思います。
少なくともこの記事に書いたのは、ブログ月収10,000円に至るまで、この半年俺が学び実践して体感してきたことです。

読みやすく分かりやすい文章でユーザの需要に応えられる記事なら、Googleといった検索エンジンにも評価されます。
検索上位に上がれば継続的なアクセスが見込めますよ。

大丈夫、国語が苦手な俺でもこれだけの結果を出せるようになったんです。
読みやすい文章に向けて、まずは第1歩踏み出してみませんか。