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かたぴ
この記事は
「同時配達(以下、ダブル)って何なのかよく分からない」
「ダブルの見分け方ってあるの?」
「ダブルって受けたほうがいいの?」
という方向けの記事です。
まずは言葉の定義ですが、ダブルというのは一度のピックアップで2件分の商品を受け取って配達することを言います。
2件分だからダブル、ということですね。
さて、ダブルに関しては多くの配達パートナーにとって賛否両論なのが現実。
まず自分の意見を書いておきますと、ダブルはやりたければやっていい。
特に、クエストをこなすためなら積極的にダブルを活用したほうが良いと考えています。
クエストをこなすためならと前置きしたのは、ダブルを受けないほうが良いときもあるからです。
また、ダブルは低評価をもらってしまうリスクも高くなるんですよね。
そんなUber Eats配達のダブルについて、この記事では解説していきたいと思います。
ダブルの特徴
冒頭の繰り返しになりますが、ダブルとは一度のピックアップで2件分の商品を受け取って配達することを言います。
ダブルの特徴をざっくり挙げると以下のように感じ。
- ピックアップの回数が一度で済むため短時間で2回配達できる
- クエストは2回分カウントされる
- 受け取り料金が1回分しか発生しないため、シングル2回の配達より報酬は少なくなる
- 2件目になったお客さんからすればメリットが何もない
- どちらのお客さんが2件目になるのかは自動で決まる
ダブルの見分け方
ダブルの見分け方(パターン)は二つあります。
パターン①
上記の画像のように、ピックアップの依頼を受諾するボタンの下側に『2件の注文』と書かれているのが目印。
ここで受諾するとダブルの配達を担当することになり、拒否すると2件まとめて拒否したことになります。
パターン②
まず1件目だけが鳴り、受諾して数分後に2件目が追加で鳴るというパターン。
同じ方向のドロップ先で2件目の注文が数分遅れて入ったときに、このパターンになる可能性があります。
ちなみに上記のパターン①のような『2件の注文』という表記になったのは2020年3月頭くらいから。それまでのダブルは、1件ずつ連続で鳴るという仕様でした(パターン②で1件目を受諾してすぐに鳴るようなイメージ)
かたぴ
ダブルのメリット
クエストを早くクリアできる
Uber Eatsは配達回数至上主義であり、いかに短時間でたくさんの配達をこなすかが稼ぐための鍵となります。
インセンティブのひとつでもあるクエストも配達回数が達成基準となっていますよね。
クエストは金額が大きいため、Uber Eatsで稼ごうと思ったら避けては通れません。
ダブルを受けると短時間で2回配達できるので、よりクエストを早くクリアできるようになります。
基本料金だけで見ればシングル2回の配達よりもダブルのほうが報酬は減りますが、クエストで得られる金額のほうが遥かに多いため正直気にならないんですよね。
むしろ時間切れでクエストを達成できなかったときのほうが痛い。
クエストをクリアできる可能性を上げるためにもダブルは非常に有用です。
かたぴ
商品が出来上がっていないときのリスクヘッジになる
ダブルのピックアップの依頼を受け、いざお店に向かってみたら、片方しか商品が出来上がっていないときがあります。
ただ、この場合は選択肢がもうひとつ増えるんですよね。
何かというと、出来上がっていないほうの配達を受けキャンして、出来上がっている商品だけを受け取ってすぐに出発するということが可能になります(もちろんキャンセル率は上がるのでやり過ぎには注意)
いわばリスクヘッジですね。
ただし、待ち時間やクエストの有無によってどの選択をするのかは変わります。
待ってでもダブルを運んだほうが良いときもありますから。
かたぴ
ダブルのデメリット
低評価のリスクが高まる
ダブルの場合、2件目のお客さんからするとメリットがひとつもありません。
- 待ち時間が長くなる
- 商品が冷める可能性が高まる
- 走行距離が長くなるので、商品が傾いたり倒れたり、漏れるリスクが高まる
更に、ダブルという仕様をお客さんが把握しておらず、お客さんが誤解するときも。
1件目の配達を終えたタイミングで配達パートナーの現在地が地図上に表示されるのですが、自分が2件目の配達になったと気づいていないお客さんが「明らかに店じゃないところに寄り道してる」とか「もしかして迷っているんじゃ?」と誤解してしまう可能性があるんですよね。
こういった事情から、配達後にお客さんから低評価をもらってしまうリスクが高くなります。
ダブルを受けたくないという配達パートナーが多いのも分かりますよね。
かたぴ
違う注文の商品を渡してしまうリスク
ダブルの配達をする場合、違う注文の商品を渡さないように十分に気をつけてください。
ほんとマジで気をつけて。
要するに、1件目のお客さんに2件目の商品を渡さないように、ということです。
もし間違えて渡してしまうと、2件目のお客さんに1件目の商品を渡すことにもなり、2件連続で誤配が確定してしまいます。
クレームも甚大、Uberの損害も甚大。
あなたのアカウントにも傷がつくことでしょう(詳細は分かりませんけどね)
なので1件目の商品を渡すときには、注文番号が合っているかどうかよく確認しましょう!
誤配を防ぐのは配達パートナーとしての仕事ですから。
かたぴ
商品の収納が難しい
2件分の商品を一度に配達するため、ウバッグに商品を収納するのが難しくなります。
小さめの袋が二つだけなら全然問題ないんですが、困っちゃうのは大量注文の配達を引き当てたとき。
傾いたり倒れたりしないよう収納にも気を使うし、本当に商品数が多いとウバッグに入り切らないという問題も出てきます。
温かいものと冷たいものを分ける必要があると更に難易度が上がりますね。
かたぴ
ダブルは受けたほうがいいのか?
クエストのためには受けたほうがいい
この記事の冒頭でも書きましたが、クエストが出ているならダブルを受けたほうがいいと思ってます。
Uber Eatsの配達はどんなに知識やスキルがあっても、鳴らなければまったくの意味無し。
どんなベテランの配達パートナーでも、鳴らなければ1円にもなりません。
つまり、鳴ることが前提の仕事なんですよね。
そういう意味でも、一度に2件もの配達の機会を与えてくれるダブルの存在意義は非常に大きいんです。
配達回数至上主義のUber Eatsだからこそ、クエストのためにダブルは大いに役立ちますよ。
かたぴ
配達初心者にはオススメしない
土地勘がなかったり、住所不備などのトラブル対応の経験が少なかったりなど、配達経験が少ないうちはダブルは受けないほうがいいと個人的には思ってます。
配達経験が少ないと、どうしても配達時間も長くなりがち。
また、誤配のリスクもあります。
そうなると、やはり2件目のお客さんからの低評価のリスクが心配ですね。
低評価は気にしすぎないという考え方も無いと、必要以上に落ち込んでしまう可能性もありそうで。
かたぴ
ダブルはやりたければやっていい
ネット上の他の記事や、他の配達パートナーの意見として、「どんなときでもダブルは受けないほうがいい」と言う声があります。
その根拠は「2件目のお客さんのメリットがない」というもの。
確かにその根拠については事実だし同意します。
ただ、それでも自分は、ダブルはやりたければやっていいという考えです。
なぜかというと、ダブルはUberが用意した機能だからです。
2件目のお客さんにメリットがないのはUberも認識しているでしょう。
それでも、配達パートナーの人件費やマッチング効率などの理由で、2件目のお客さんを少し待たせてでもダブルにしたほうがビジネス上良いとUberが判断しているから、ダブルという仕様が生まれたのでは?と自分は考えます。
「お客さんを少しでも待たせないように!」
という綺麗事だけではビジネスは動かないですし、ビジネスに限らず全員を満足させることなんてできません。
なので、ダブルという仕様にどうしても言及したいのなら、配達パートナーに言うのではなくUberに言うべきだと自分は思います。
かたぴ
まとめ
- 同時配達(ダブル)とは、一度のピックアップで2件分の商品を受け取って配達すること
- 短時間で2回配達できるのでクエストのときには重宝する
- 2件目のお客さんからの低評価のリスクもある
- 配達パートナー初心者にはダブルはオススメしない
- ダブルをやるかどうかはあなたの自由
以上、Uber Eatsのダブルについて解説してきました。
ダブルについては人によって非常に考えが分かれます。
ダブルが大好きな人もいれば、絶対にダブルはやらないと決めてる人もいます。
でも、それでいいんですよ。
どっちが良い悪いじゃないんです。
ダブルをやるのかどうか、そこまで判断を任されているのが配達パートナーという仕事。
配達パートナーは個人事業主ですから。
ぜひダブルについてどうしようか、これを機に考えてみてください。