かたぴ
2018年8月19日(土)、俺はバイクから降りました。
要するにバイクを手放した(売った)ということです。
このバイクは2015年12月末に買ったので約2年8ヶ月の付き合いでした。
購入してからは実にいろいろなところを旅してきましたよ。
北は本州最北端の大間崎から、南は九州最南端の佐多岬まで。
そんな俺がなぜバイクを売ってしまったのか?
このページでは『俺がバイクを売った5つの理由』についてお話します。
理由1:バイクに乗る頻度が減ったから
最大の理由はやはりバイクに乗る頻度が減ってしまったのが大きいですね。
乗らないと所持する必要性が薄れてしまいました。
駐輪場が遠くなった
以前住んでいた家にはバイク駐輪場が付いていました。
そのため、ヘルメットかぶって外に出ればすぐにバイクに乗れる環境だったわけです。
一方、2018年5月に引っ越した今の家にはバイク駐輪場がありません。
その代わり、家から徒歩10分のところにある月極の駐輪場に停めていました。
片道徒歩10分ってやっぱ遠いんですよね。
自然と駐輪場まで行くのが億劫になってしまいます。
一応、バイク駐輪場まで自転車で乗って行ってバイクの駐輪スペースに自転車も停めておいて良いことになっていますが、やはりヘルメットやウェアを担いで自転車に乗るのは面倒です。
そもそも出かけることが減った
俺は学生時代にサイクリング部に所属しておりました。
社会人1年目にバイクを手に入れてからも週末や長期休暇で関東から地方まで走りまくってました。
おかげで、47都道府県すべてで宿泊したことがあるくらいです(2018年8月現在)。
学生時代から自転車で旅してきて、社会人からはバイクで旅してる自分には余裕だったぜhttps://t.co/WIqI3HbGpF pic.twitter.com/o6OnhEwLgD
— かたぴー@パラレルワーカー (@GEN_RIDER) 2018年6月1日
そのおかげでしょうか。
大体のところは一度は行ってしまったので、今は遠出よりも違うことをしたいという思いが強いです。
行くとしたら違う人や違う乗り物でまた行きたいですね。
人や乗り物が変われば同じ場所でも違う経験になるはず。
理由2:職住近接をやってみたいから
2018/9/1から渋谷に引っ越すことにしました。
今回の引っ越しの目的は職住近接。
なんと会社から徒歩3分。通勤電車とはオサラバです。
そこで問題となるのがバイクの駐輪場の問題。
バイクの駐輪場つき物件にしたり、月極の駐輪場が近い物件を探したりすると選択肢が限られてしまいます(渋谷という場所柄、駐輪代も高い)。
そのような物件を探そうと思うと職住近接のハードルが上がってしまう。
都心で職住近接のためにはバイクがないほうが身軽だと思います。
理由3:負債だから
バイクはクルマ同様、負債なんですよね。
持っているだけではお金を生み出すことはありません。
乗らなくても駐輪代がかかり、軽自動車税がかかり、任意保険の費用もかかる。
毎月、自分の財布からお金が出ていくわけです。
お金は無制限ではありません。
バイクにあまり乗らないのであれば、そこにかかる費用を今の自分がやりたいことや大事だと思うことに突っ込んだほうがいい。
このへんの資産と負債については金持ち父さん貧乏父さんを読んでおくと勉強になります。
理由4:時間が経てばバイクの価値が下がっていくから
バイクは消耗品です。
走っても走らなくても経年劣化は進むし、転倒でもしたら車両にキズがつきます。
年式も変えようがないので時間が経てばどんどん古い車両として扱われます。
つまり、時間が経てばバイクの価値はどんどん下がります。
よほどプレミアのつく車両でない限り、時間が経ってバイクの価値が上がることは稀です。
この点、土地とは異なるわけですね。
売るなら少しでも高値で売れたほうが良いに決まっています。
「売りたいと思ったときが一番高く売れるなら、乗る必要性が薄れてきた今売ってしまおう!」
そう思ったわけです。
理由5:まだ死にたくないから
この1年間で、いろいろなことに挑戦したいと思うことが増えました。
具体的には、ブログでの複業スタートや今の仕事への転職が挙げられます。
そう思ってから、バイクの事故リスクを考えるようになったのです。
自転車もそうですがバイクは生身です。
クルマと同じスピードが出るのに、クルマのように室内ではなくエアバッグもないので、衝突したら体ごと吹っ飛んでいきます。
ヘルメットやプロテクターを付けてるとはいえ、打ち所が悪ければ死にます。
事実、1年前に前職で、バイクで事故って亡くなった先輩がいました。
夏季休暇中の楽しいツーリングになるはずがそのまま帰らぬ人に・・・。
俺はその先輩と一緒にツーリングに行ったわけではないのですが、この前まで社内にいた人が亡くなって急にいなくなってしまったのは衝撃でした。
残念ながら、人は死ぬときは死にます。
バイクを降りたところでいつどこで死ぬかは分かりません。
ただ少しでも死ぬ確率を下げられるならば。
まだまだやりたいこと挑戦したいことはたくさんあります。
まとめ
- 乗る頻度が減ってしまったから
- 職住近接をやってみたいから
- 負債だから
- 時間が経てばバイクの価値が下がっていくから
- まだ死にたくないから
日常とは異なる景色を見せてくれる場所まで自分を運んでくれるバイク。
俺にとってはバイクは旅の仲間。
社会人になって、自分の稼ぎだけで手に入れたバイクです。
2年8ヶ月の間、沢山の旅をしてきました。
相棒と言ってもいいでしょう。
そんな旅の仲間とお別れするのは悲しいことではあります。
愛着がありますからね。
しかし、今の俺の生活にはバイクが占める割合が少ない。
2018年8月の俺には他に大事なことや興味あることがたくさんある。
思い出に浸るのも良いもの。
ただ、過去の自分の姿や知識経験に縛られてしまって、今を我慢したり挑戦を諦めたりするのは避けたい。
そのときそのときの自分が大事だと思うことを選んでいく。
自分はこれからもそうでありたい、そう思います。