かたぴ
この記事は、ネット上で情報発信を始めようと思っている初心者の方向けの記事になります。
さて、いきなり結論から言うと、ネット上での情報発信は信用がすべてです。
いかに信用を高めていくか?
これをひたすら試行錯誤しながら繰り返すのがネット上の情報発信です。
今回はそんなネット上での情報発信の大原則をお伝えしましょう。
いくらでも自分を偽ることができるネット上の世界
ネット上というのは、現実世界よりも自分自身を偽ることが簡単な世界と言えます。
顔も声も素性も分からない人だらけ
みなさんはネット上で知り合った方々とどれくらい対面で会ったことがありますか?
恐らく、顔はおろか声すら知らないという人が大半だと思います。
ネット上というのは現実世界とは物理的に隔離された空間。
ネットのおかげで、LINEのように離れた人とも気軽にやり取りできるようになったメリットもありますが、現実世界以上に相手が本当のことを言っているのか分かりにくいというデメリットも把握しておくべきでしょう。
何が本当なのかを厳密に知ることはできない
ネット上では現実世界以上に言ったもん勝ちなところがあります。
なぜなら、経歴や実績などの自己申告の情報発信は事実かどうかを本人以外が確かめるのは困難だからです。
例えば自分がこんなことを書いていたら、みなさんはどう思うでしょうか?
- Uber Eatsの配達を6,000回以上やった
- ブログで月に10万以上稼いだ経験がある
- 学生時代に自転車で30,000km以上走った
ちなみにこれらはすべて事実であり、問われれば証拠を示すこともできます。
とはいえ、現実には本人が嘘をついていたり話を盛っていたりする可能性もありますし、証拠を偽装している可能性も否定できません。
これもネット上という物理的に隔離された空間だからこそできてしまうこと。
その発信内容が本当なのかどうかを確かめるためには、ネット上の世界を飛び越えて、本人のところまで出向いて直接対面で確認する必要があるでしょう。
ただ、毎回それをやるのはあまりにも非効率だし、非現実的です。
かたぴ
その人のことを信用できるかどうかが鍵
結局のところネット上での情報発信というのは、以下のように「この人を信じて良いかどうか?」という結論に行き着きます。
- この人は嘘をついていなさそう
- この人の実績は本物だろう
- この人はちゃんと実在する人だと思う
- この人は危ない人ではないと思う
- この人の言葉は聞いてて安心できる
そうして、「この人が発信する情報は有益だ」とか「この人の情報は自分にとって役に立つ」と思ってくれた人の数が、TwitterやInstagramで言えばフォロワー数、YouTubeで言えばチャンネル登録者数といった形で数字になって現れます。
いわばネット上における信用のバロメーターですね。
かたぴ
信用の構築には時間がかかる
ローマは一日にして成らずという言葉のように、ネット上での信用構築も簡単ではありません。
信用を失ったら取り戻すのは難しい
信用は、長い時間をかけて、少しずつ、少しずつ積み重ねていくものです。
定期的な情報発信はもちろんのこと、少しでも有益だと周りが思える情報を発信する必要があります。
現実世界の信用と同じですよね。
信用を築き上げるのには時間がかかるけど、崩れるときは一瞬ですから。
だから、短期的な利益や快楽のために信用を失うような情報発信はしないほうが良いです。
それならむしろ何も発信しないほうが遥かにマシ。
お金を稼ぐ前に信用を稼ぐことの重要性については、キングコング西野さんが書かれた革命のファンファーレという本が参考になりますよ。
絵本『えんとつ町のプペル』の制作を通じて、信用を稼ぐとどういうことができるのか、逆に信用を失うとどういうことになるのかが学べる良い本です。
信用の強要はできない
・・・そうそう、いくら信用が大事とはいえ、他人に『信用するのを強要すること』はできませんよ。
自分が「俺のことを信用して!信用してくれ!」と叫んだところで、信用するかどうかは相手が決めることです。
だからこそ自分ができるのは、少しでも信用してもらえるような手段を用いて、地道にコツコツと情報発信を続けるのみ。
このあたりは嫌われる勇気という本に書かれている『課題の分離』という考え方にも繋がる話です。
人間関係の悩みを大きく減らすのに役立つのはもちろん、自分にとって一番の愛読書ですので非常にオススメ。
まとめ
- ネット上は現実世界よりも自分自身を偽ることが簡単な世界
- その人が発信している内容が客観的に見て正しいのかどうか知ることは困難
- 結局のところその人の発信を信じても良さそうかどうかに帰結する
- 信用の構築には時間がかかる
かたぴ